【悲報】GNU MCU Eclipse QEMUでSTM32+FreeRTOSに失敗

GNU MCU Eclipse QEMUでSTM32+FreeRTOSを動かせたら便利と思い、色々試しましたが、結論としては動かすことができませんでした。

STM32F4DISCOVERYで失敗

はじめはSTM32F4DISCOVERYで試してみましたが、下記のエラーメッセージが出てQEMUは起動できませんでした。

 

qemu-system-gnuarmeclipse.exe: Attempt to set CP10/11 in SCB->CPACR, but FP is not supported yet.

 

まだ浮動小数点演算装置に対応していない。とのことです。

確かにネットで調べてみたら下記の投稿を見つけました。

 

https://github.com/gnu-mcu-eclipse/qemu/issues/3

 

開発しようとはしているけど手が回っていないようです。

 

無理やり動かそうと色々試してみましたが、結局ダメでした。

 

NUCLEO-F103RBで失敗

浮動小数点演算装置を持っているマイコンは諦めようと考え、『NUCLER-F103RB』に切り替えてみましたが、こちらも失敗しました。

 

QEMU起動時に下記のエラーメッセージがダイアログで表示されます。

 

QEMU failed with code (-1073741819).

 

ネットで調べてみると下記の投稿がありました。

 

https://github.com/gnu-mcu-eclipse/qemu/issues/39

 

サポートしていないボードを指定した時にこのメッセージが出るているようです。対応しているボードを指定しているハズなのですが謎です。

 

STM32F0DISCOVERYで失敗

念のため別のボード『STM32F0DISCOVERY』を試してみました。

 

先ほどのエラーメッセージは出ず一応QEMUは起動したのですが、マイコンがまったく動きませんでした。

エラーメッセージが出ないとなると、ネットで調べようもなく、自力での解析となると時間がかかり過ぎるため、ここで諦めました。

 

終わりに

2019年4月現在では、GNU MCU Eclipse QEMU上でSTM32+FreeRTOSを動かすのは簡単にはいかないようです。

 

GNU MCU Eclipse QEMUの開発は止まっているわけではないので、しばらく様子見したいと思います。

 

もし動かすことができた人がいればご教授いただけると幸いです。